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 12.March.2002

大英博物館 〜 キングスクロス 〜 アラスカスタジオ 〜 松任谷さんのオフィス 〜 ゴア

「アイルランド・セッションツアーの練習以外にロンドンでしたいことは?」
の質問に、一家揃って「大英博物館見学!」

で、朝から揃って大英博物館へ。
私は、ウン十年の間に十数回来ていると思いますが、
それでも新しい発見がいっぱい・・
本当に素晴らしい博物館です。
足がパンパンに膨れるまで、ゆっくりじっくり見学しました。


改装後の屋根

平日だったので、先生+6人ぐらいの小中学生のグループがとても多く、
楽しそうに話し合いながら勉強をしているのが印象的でした。
私も、こうして先生とクラスメートと一緒に来た思い出があります。
学校で詰め込み式の勉強をする方が確かに能率は良いかもしれないけれど、
こうして本物を見ながらゆっくりじっくり勉強したことの方が、
ずっとずっと後まで覚えているのですよね。
試験で高得点を取るための勉強って、決して良い勉強とは思えません。
難関名門学校出身者でも、「ん?」と思わせられることが多いのが、その証拠!
日本でも、こんな風にゆっくりじっくり、子ども達にいろいろな事を教えてくれたらいいのになぁ。
と思っていたら、傘をかかげた添乗員にゾロゾロついて歩く日本人若者の団体に遭遇。
展示室の真ん中通路を、止まって観賞することもなく、話し合うこともなく、
タッタッタッ・・と足早に行ってしまいました。
「若者達よ、せっかく来たのだから、自分の足で、自分の目で、じっくり見なさいよ!」
と夫が呟いた横で、ウンウンと頷いてしまいました。


かわいいでしょ?

■■

その後、娘のリクエストで「ハリーポッター」で有名になったKing's Cross Stationへ。
9番線と10番線の間で記念写真をパチリ!
このままスコットランドへの旅もしたいと、心底思いました。

■■

さて、テムズ川の南側の土地勘がまるで無い私達。
しかも、地図には載っていない「アラスカストリート」という所にある
アラスカスタジオ???
迷いに迷って、ついにそのスタジオまで辿り着けませんでした。
そこで会う約束をしていたプロデューサー兼フィドラーの愛介さんに電話をして、
SOS・・とほほです。
素晴らしいミュージシャンのリハも見逃してしまった・・残念。

ま、仕方ない。そういうことはすぐ忘れることにして、
アイルランド・ゲリラ・ライブ・ツアーの最終打ち合わせ!

■■

ロンドン市街を見物しつつ、愛介さんのオフィスに到着。
わぁ・・とってもお洒落なフラット!
車の中からリモコン操作で敷地に入るための門が観音開きでオープン、
「お、おぉお!」
エレベーターを降りると、自動で廊下の電気が点き、
「わぉお!」
部屋に入ると、これぞイギリス仕込みのセンスの良さ。
「おぉおおぉ〜!」
窓辺に近づけば、ヨットが停泊しているテムズ川のドックがすぐ目の前に見え、
「おっおぉおぉおー!」
隣の部屋に入ると、AW4416を含むいろいろ機材が揃っていて、
「うをぉおおぉお!」
流暢な英語で電話をかける愛介さんに
「ひゃおぉ〜〜!」
カルチャーショック・・
「いいなぁ」を何回呟いたかわかりません。
まさに、私の夢の生活でした。

さて、今回の旅の目的を果たすために、
楽器を出し、楽譜を広げ、作戦会議+練習。
日本の民謡、アイリッシュトラッドなど数曲を合わせてみました。
でも、メロディ楽器ばかりなので、全然サマになりません。
仕方なく、愛介さん、ダブリン在住のギタリストSean Whelanに電話をしてみたところ、
14日の夜、丁度ダブリンに居るので、一緒にセッションをしてくれるとのこと!
ラッキ〜!
しかも、その翌日、ウェストコークの漁村に住む通称「ウニおじさん」が、
「町中のミュージシャンを集めて待っている」とのニュースも入ってきて・・
なんだか凄いことになってきました。
頑張らないと!

でも、腹が減っては戦は出来ず、2時間ほどでリタイア。
後は自己練習ということで腹ごしらえに。
美味しいゴア(南インド料理)を堪能しました!
愛介さんは、とてもお喋り上手ですし、
人生を思う存分楽しもうというタイプなので、いつも何かを企てていて・・
それを本当に楽しそうにお話してくれるので、こちらもノリノリになってきます。
きっと、アイルランド旅行も楽しくさせてくれるに違いありません。
明後日出発なのに、ああ、待ち遠しい!